井上尚弥選手にまなぶ、大人ボクシング

ボクシング観戦記

世界4団体統一タイトルマッチ
有明アリーナ「井上尚弥 VS T・Jドヘニー」


現地で観戦してきました!


セミファイナルの
武居由樹 VS 比嘉大吾が
すごかっただけに最後は
どんな試合になるのか?


こちらも目が離せない
内容になるかなと期待が膨らみました。


そこは、はわれらが大将
井上尚弥選手がバチっと
決めてくれました!


ドヘニー選手が腰を痛めて、
戦意喪失で7RTKOで完勝


それにしても、
今回の対戦相手のドヘニー選手は
役不足なのでは?と戦前から物議を
かもしだしていましたね。


いや、でもそんなことはなく
ドヘニー選手もかなりの強敵で、
強い選手をバッタバッタと
倒していますから。


しかも井上選手に負けるまで、対日本人には
負けなしで日本人キラーと言われていました。

テレンス・ジョン・ドヘニー

「元IBF世界スーパーバンタム級チャンピオン」


31戦26勝20KO5敗、
KO率は77%とかなりのKO率です。


5敗してますが、
すべて判定負けで、
KOでの負けはなし。


戦績からみるとかなりの、
ハードパンチャーでしかも頑丈。


今回、井上選手に歯が立たないんじゃないの?
なんて言われている理由の1つに、
年齢あげられていました。


その年齢は、

37歳

「えっ、大丈夫?」
「ちょっと年齢いき過ぎじゃない?」


いや、世界を見渡しても
35歳くらいがボクシング人生のピークで
そこから活躍して世界をとる選手もたくさんいます。


ただ今回の相手が井上選手だから
言われてしまうのは仕方ないかなと。


並み以上の選手も、
そう言われてしまいますから。


ただ、サウスポースタイルから出す
見えない左フックはとても脅威で、

若手、有望株で井上選手の
スパーリングパートナーをつとめた
ラミド選手を左フック一撃でマットに沈めた。


その時、あまりの衝撃に後楽園ホールが、
騒然としたとかしなかったとか…。


まさかの大番狂わせで
ドヘニー選手の強さが再度
クローズアップされた試合でもあります。


あの一撃をもらったら、
さすがにヤバイかもしれない
そんな空気がただよっていました。


それでも、今ままでの井上選手の
対戦相手と比べるとどこかも物足りない。


「パンチはあるけど」
「スピード勝負ならお話にならない」
「うーん…」



圧勝モードがプンプンと
ただよっていました。

終始、冷静な試合はこび

カーン!


1R、ゴングと同時にいつもなら
好戦的に前に出て先手を取りに行く


はずが…


今回は少しばかり様子がおかしい。


そう、前回東京ドームの
ルイス・ネリ戦で強引に攻めたときに、
左のフックで1Rそうそうにダウン。


そのトラウマがあるのか、
かなり警戒をしている様子。


データを見ると、ここ直近の3戦で
いちばん手数の少ない1Rでした。


ただ事前のインタビューで
今回のテーマは、

「ボクシングを組みたてる」

と言っていました。


ガードをしっかり上げて、
ドヘニー選手の動きをよく見た
戦いかたをしていましたね。


ドヘニー選手もよく研究していて、
後ろ重心に構えて、顔を井上選手から
かなり遠いところにおいて被弾しないスタイル。


さらに前足は井上選手の前足とあえて
ぶつかる様に置いて中に入らせない。


時々パンチを見切り、
カウンターを合わせるなど
さすが元チャンピオンの動きでした。


それでも冷静で試合はこびがうまい
井上選手、はやい踏み込みでそれをはずして
中に入りパンチを当てていましたね。


今回特に、印象的だったのは
2人の距離がとても近い。


井上選手が戦略的にとったものだとは
思いますが、ドヘニー選手とって
かなりのプレッシャーだったはず。


相手の動きにすぐに反応して、
すばやいバックステップでパンチを
はずし触れさせない動きはさすがでした。


いつものド派手なパンチ
ないけど今回は観ていてとても
安心できる試合ではないでしょうか。

「楽しくはなかった…」

結果的に試合は、
井上選手が打ったパンチによる
ダメージでドヘニー選手が腰を痛め
試合続行ができないと判断され7R、TOK。


井上選手が勝ちをおさめ、
2度目の防衛に成功。


自身の記録を更新、
28戦28勝25KO無敗。


この記録もすごい!


ただ今回の試合に関しては、
大きな見せ場はなく、本人からしても
観ていた人もやや物足りない。


すっきりしない試合だったのかなと
感じました。


いつもならKOシーンがハイライトで、
流れそのために、会場に残る人がたくさんいましたが
今回はそれもお預けと言わんばかりに帰る人も。


勝利者ンタビューで、
井上選手は「楽しくなかった」
発言されていました。


「相手がどうしても守備、守備に
なってしまう展開で理想としての
終わり方ではない」



井上選手が強すぎて、
どうしても相手が前に出てこない試合が多い。


正直、モチベーションがあがる相手では
なかったはずです。


それでも、しっかりとテーマを持って
ボクシングをして勝ちきることができるなんて
並大抵のことではありません。


わたしも仕事で
モチベーションが
あがらないときがあります。

  • マンネリな作業
  • やらされ仕事

どうしても、
モチベーションがあがらない。


そんなときでも自分の中で
小さなテーマを持ってやる。


初心にかえり俯瞰して
仕事を見つめなおす。


いつもより丁寧にする。


周囲の意見を聞き入れ、
″ 仕事を組み立てる ″


今回、井上選手のボクシングには、
いろんな人の参考になる要素がたくさん
詰まっていたのではないでしょうか。


派手なKOボクシングも
魅力のひとつですが、
しっかり丁寧な、

大人ボクシング

もいいですよね。


次戦は12月に行われるそうですが、
そのときはどんなボクシングを
魅せてくれるのでしょうか。

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